世の中には数えきれないほど多くのゲームがありますが、その中でも「他に類を見ないシステム」を持つ作品は特に強烈な印象を残します。
普通のRPGやアクションの枠に収まらず、ルールそのものを変えたり、物理法則を活用したり、視点や時間を操ったりと、斬新な仕組みでプレイヤーを驚かせるタイトルたち。
今回はSteamで遊べるゲームの中から、独創的なシステムを搭載したおすすめ作品を紹介します。
遊び方そのものが斬新で、初めて触れるときのワクワク感が段違いです。
独創的なゲームシステムを持つSteamおすすめゲーム!
Noita(ノイタ)

通常のアクションゲームでは炎や水は単なる演出に過ぎません。
しかし『Noita』では、世界のすべてがピクセル単位で物理演算されています。
炎は木を燃やし、水は電気を通し、毒は地面に広がる。
そこに「魔法の杖を自作する」システムが組み合わさり、世界をどう操作するかが戦略そのものになります。
プレイヤーの一手一手が環境を変え、その結果が次の選択へつながる――まさに唯一無二の体験を楽しめるゲームです。
おすすめポイント
- ピクセル単位の物理演算で、環境すべてが影響を与える。
- 魔法の杖を組み替えて「自作ビルド」が可能。
- 毎回違う展開が生まれるローグライク要素。
Baba Is You(ババ・イズ・ユー)

普通のパズルは「ルールに従う」ものですが、『Baba Is You』ではそのルールを自分で書き換えられます。
マップ上にある「BABA IS YOU」という文字ブロックを「ROCK IS YOU」に変えると、主人公が岩になってしまう。
ゴール条件すら「FLAG IS WIN」を「ROCK IS WIN」にすることで変えられるのです。
「ルールを書き換える」という前代未聞のシステムは、論理と発想の両方をフル稼働させる体験を与えてくれます。
おすすめポイント
- ルールを自分で操作する斬新すぎるシステム。
- 自由な発想が必要で、解けた時の爽快感が抜群。
- 一見シンプルながら奥深い論理パズル体験。
Cultist Simulator(カルトシミュレーター)

カードゲームのようでいて、実際には人生や物語を構築するシステムを持つ異色作。
「仕事」「研究」「儀式」といった行動をカードとして配置し、時間経過で結果が返ってきます。
ただの勝ち負けではなく、プレイヤーの選択と解釈によって物語が展開していく独特の進行方式。
文章を読み解きながら、自分だけのカルト教団を築いていく体験は他では味わえません。
おすすめポイント
- カードを動かすことで物語そのものが進行する。
- 勝敗よりも「体験」を重視したナラティブデザイン。
- プレイヤーの解釈がそのまま物語になるシステム。
Inscryption(インスクリプション)

一見するとただのデッキ構築型カードゲーム。
しかし『Inscryption』は、プレイを進めるごとにゲームのルールやジャンルそのものが変化していきます。
ホラー演出やメタ的な仕掛けが加わり、プレイヤーの予想を次々と裏切る。
単なるカードバトルに留まらず、「ゲームとは何か」を問いかけてくるような唯一無二の体験が待っています。
おすすめポイント
- カードゲーム×ホラー×メタ構造の融合。
- プレイを進めるごとにルールが変わる衝撃体験。
- ジャンルの枠を超えた「仕掛け」で話題を呼んだ作品。
Outer Wilds(アウターワイルズ)

「探索型アドベンチャー」と「時間ループ」を組み合わせた異色のシステム。
22分ごとに太陽が超新星爆発を起こし、すべてがリセットされます。
しかしプレイヤーの記憶だけは残り、知識を蓄積することで次のループに挑める。
行動や知識がそのまま進行度になる仕組みは、ゲームの常識をひっくり返します。
一度体験すると忘れられない傑作です。
おすすめポイント
- 22分ごとのループで進む独特の探索システム。
- 成長するのはキャラではなく「プレイヤーの知識」。
- ネタバレ厳禁の唯一無二の体験型アドベンチャー。
The Stanley Parable: Ultra Deluxe(スタンリー・パラブル)

ナレーションに従うか逆らうかで物語が分岐していく、メタフィクション的アドベンチャー。
プレイヤーの選択を「語り手」がリアルタイムで評価し、ゲーム自体がプレイヤーとの対話になります。
一本道のゲームデザインを逆手に取った発想は、まさにシステムが主役の作品です。
おすすめポイント
- ナレーションがプレイヤーの行動をメタ的に操作。
- 一本道ゲームを逆手に取った独創的デザイン。
- 選択肢のすべてが新しい驚きを生む。
Superliminal(スーパーリミナル)

「見え方」がそのまま現実になるという錯視パズル。
例えば遠くにある小さなオブジェクトを手前に持ってくると、実際に巨大化する。
視点のトリックをゲームシステムとして成立させている点がユニークです。
パズルを解くたびに「頭の中の常識」を崩される快感があります。
おすすめポイント
- 錯視を利用した視点操作がゲームそのもの。
- 日常の見え方をひっくり返す体験。
- アイデア勝負のパズル設計が光る。
Return of the Obra Dinn(オブラ・ディン号の帰還)

沈没船に残された全員の死因を推理する「論理構築型」ミステリー。
ゲームは情報を小出しに提示し、プレイヤーが根拠を組み立てる形で進行します。
犯人探しではなく「すべての真相を論理でつなぐ」という発想がユニーク。
プレイヤー自身が探偵になったかのような緊張感が味わえます。
おすすめポイント
- 証拠を積み重ねて死因と正体を推理する独自システム。
- 情報の断片を組み合わせて全体像を導き出す楽しみ。
- 「論理で物語を完成させる」体験が唯一無二。
Her Story(ハー・ストーリー)

断片的な映像証言を検索し、事件の真相を導き出すインタラクティブ体験。
検索ワードによって得られる映像が変わり、プレイヤーは情報をつなぎ合わせて物語を構築していきます。
選択肢ではなく「検索」という仕組みがストーリー進行に直結する点が革新的です。
おすすめポイント
- 検索という現代的な行為を物語進行に転用。
- 断片を集めて真相に迫る能動的な体験。
- プレイヤーごとに違う進み方が生まれる。
Everything(エブリシング)

動物から微生物、惑星や銀河まで「すべて」になれるというシステムを持つ哲学的作品。
拡大と縮小を繰り返し、存在そのものを乗り換えていく体験は他に類を見ません。
ゲームを進めるほど「世界を見る視点」が変わっていく不思議な感覚を味わえます。
おすすめポイント
- あらゆる存在になれるシステム。
- 拡大と縮小を行き来する哲学的体験。
- 遊びながら「存在とは何か」を考えさせられる。
まとめ
今回紹介した作品は、単なるゲームプレイに留まらず「システムそのものが主役」になっています。
普通のアクションやRPGでは味わえない驚きがあり、初めて触れる瞬間に思わず息をのむはずです。
Steamにはまだまだ独創的な作品が眠っています。
「システムの革新性」に注目して探すと、これまでにない体験が待っています。
ぜひあなたも、唯一無二のシステムを体験してみてください。
コメント