【クソゲー戦記 第2回】デスクリムゾン|サターンを震わせた迷台詞と悪夢

デスクリムゾン クソゲー

さあやってきました「クソゲー戦記」第2回!


今回の主役は、セガサターンの黒歴史にして、伝説のガンシューティング『デスクリムゾン』です。


当時のキャッチコピーは「サターンの救世主」……のはずが、実際はサターンを震え上がらせた悪夢のソフトでした。

発売は1996年。セガサターンがプレステと激戦を繰り広げていた時代に登場した本作。


しかしその完成度はあまりにも低く、「史上最低のゲーム」とまで呼ばれる事態に。


けれども、ただの駄作では終わらず“迷台詞”や“カルト的な存在感”で語り継がれることになったのです。

↓wiki

デスクリムゾン - Wikipedia
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ゲーム概要

『デスクリムゾン』はガンシューティングゲーム。


プレイヤーは「コンバット越前」と呼ばれる謎の主人公となり、テロ組織と戦います。


……と言ってもストーリーは意味不明で、プレイヤーの理解が追いつく前に展開が進むカオス仕様。

専用のガンコントローラーやパッドで遊べますが、狙い通りに当たらない、敵が突然湧く、背景はのっぺり。


当時のゲーマーは「これ体験版じゃなくて製品版なの?」と真顔になったことでしょう。

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クソゲーたる所以

1. 伝説のオープニング

何と言っても外せないのがオープニングの迷台詞。


「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」


唐突すぎる発言、棒読みのボイス、チープなムービー。開始1分でツッコミどころ満載です。


このセリフは今なおクソゲーファンの合言葉になっているほど有名。

2. 粗すぎるグラフィック

同時期のサターン作品と比べてもあまりにショボい。


敵は四角いポリゴンの塊みたいだし、背景は色のついた壁紙レベル。


動きはガクガクで、「文化祭の自主制作?」と思われても仕方ないクオリティでした。

3. シューティングなのに爽快感ゼロ

敵は画面外から不意打ちしてくるし、当たり判定はズレズレ。


「確実に当てた!」と思っても外れるし、逆に避けたはずなのにダメージを食らう。


爽快感が売りのはずのガンシューティングで、ここまでストレスを与えてくるのは逆に才能です。

4. 音楽と効果音のチープさ

BGMは単調で盛り上がらず、敵を撃っても「パスッ」と頼りない音。


全く爽快感がなく、「撃っても気持ちよくないシューティング」という致命的欠陥を抱えていました。

ネタとしての面白さ

せっかくだから選んだ赤の扉

伝説のセリフがネットミーム化

「赤の扉」発言をはじめ、数々の迷シーンは実況やネット動画でネタの宝庫。


プレイした人はもちろん、未プレイの人まで知っているレベルの知名度を誇ります。


ある意味、普通の名作よりも“強烈に記憶に残る”存在です。

代表的な迷言たち

『デスクリムゾン』を語る上で欠かせないのが、数々の迷台詞。


その破壊力は今なおクソゲーファンの語り草となっています。

  • 「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」
     クソゲー界屈指の伝説ワード。
  • 「コンバット越前参上!」
     主人公の自己紹介がまさかの大声。
  • 「でっけぇババァだ!」
     敵キャラに向けた謎の叫び。あまりにも直球すぎて逆に名言扱い。

カルト的な人気

あまりの酷さが逆に面白がられ、コアなファンに支持される結果に。


「クソゲーオブザイヤー」という概念があれば間違いなく受賞していたでしょう。


一部のゲーマーにとっては「一度は遊んでみたい伝説」となりました。

まさかの続編まで登場

驚くべきことに、『デスクリムゾン2』やドリームキャスト版『デスクリムゾンOX』など続編まで発売。


「続編を出す勇気がすごい」と逆に評価されたのも本作ならでは。


結局クオリティは改善されず、伝説に拍車をかけただけでした。

クソゲーだけど愛される理由

『デスクリムゾン』は、確かにゲームとしては致命的な欠陥だらけです。


でも、その突き抜けたダメさが逆に魅力となり、笑いながら語れる存在になりました。


実況やレビュー動画で定番ネタにされ、今なお「サターンを代表するクソゲー」として語り継がれています。

まとめ

『デスクリムゾン』は、セガサターンのカオスを象徴する一本。


意味不明なオープニング、粗末なグラフィック、爽快感ゼロのシューティング。


その全てが合わさって「笑うしかない伝説」となりました。

烈伝第2回にして早くも殿堂入り級の存在ですが、これこそがクソゲー文化を彩る大切なピースです。

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