PCでSteamのゲームを遊ぶ際、キーボード選びは快適さと操作性を大きく左右します。
一見するとどれも似たように見えますが、キーの種類や配列、接続方式、追加機能によって使い心地はまったく異なります。
この記事では、まずゲーミングキーボードの主要な機能や選び方を詳しく解説し、その後でSteamに最適なおすすめモデルを10種類ご紹介します。
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ゲーミングキーボード選びで知っておきたい基本機能
メカニカルスイッチの種類(赤軸・青軸・茶軸など)
ゲーミングキーボードの要となるのが「スイッチ」です。
一般的にはメカニカルスイッチが主流で、代表的なのは赤軸・青軸・茶軸など。
赤軸は軽い打鍵感と静音性に優れ、FPSやアクションに向いています。
青軸は「カチッ」としたクリック感が特徴で、タイピングの気持ちよさを求める方に人気。
茶軸はその中間で、適度な押し応えがありバランス型といえます。
ほかにも銀軸(高速入力向け)や黒軸(重めで誤入力防止)など種類が豊富なので、自分の好みに合った打鍵感を選ぶことが重要です。
フルサイズ / テンキーレス / 60%配列
キーボードのサイズも選ぶ上で重要なポイントです。
「フルサイズ」はテンキー付きで事務作業にも便利ですが、サイズが大きめ。
「テンキーレス」はテンキーを省いたコンパクトな形で、マウス操作のスペースが広がるためゲーマーから人気があります。
さらに小型化された「60%配列」では矢印キーやファンクションキーが省略され、携帯性が高くデスクもスッキリ。
どの配列を選ぶかは、ゲーム用途だけでなく普段のPC作業とのバランスを考えると良いでしょう。
有線 / 無線接続の違い
キーボードもコントローラー同様に「有線」と「無線」で接続方法が分かれます。
有線は遅延が少なく安定性が高いため、競技性の高いゲームには最適です。
無線はBluetoothや2.4GHzワイヤレスで接続可能で、ケーブルレスで机周りがスッキリするのが魅力。
最近では遅延がほとんど感じられない無線モデルも増えてきており、利便性を重視するなら無線も十分候補になります。
Nキーロールオーバーとアンチゴースト
ゲーミングキーボードには「複数のキーを同時に押しても正しく認識できる機能」が搭載されています。
「Nキーロールオーバー」とは、N個のキー入力を同時に受け付けられるという意味。
例えば「6キー同時押し」や「フルキー(全キー)同時押し」に対応していれば、どんな入力でも反応してくれます。
「アンチゴースト」は、同時入力時に発生する誤入力を防ぐ仕組みです。
FPSや格闘ゲームなど複雑な操作が要求されるジャンルでは特に重要な要素です。
RGBライティング
ゲーミングデバイスの代名詞ともいえるのが「RGBライティング」。
キーがカラフルに光るだけでなく、ゲームに連動した演出を楽しめるモデルもあります。
暗い部屋でのプレイでも視認性が高まり、雰囲気作りにも効果的。
ソフトウェアを使って自分好みにカスタマイズできる製品なら、実用性とデザイン性を両立できます。
マクロ機能
一連のキー入力をワンタッチで実行できる「マクロ機能」も、ゲーミングキーボードの魅力です。
例えばRPGやMMORPGで定型のコマンドを登録しておけば、複雑な操作を一瞬で呼び出すことができます。
またクリエイティブ作業やショートカット操作にも役立つため、ゲーム以外でも効率アップに繋がります。
ホットスワップ対応
近年注目されているのが「ホットスワップ対応」です。
これはキーのスイッチをハンダ付け不要で交換できる仕様で、打鍵感を自由にカスタマイズできます。
赤軸から青軸に変えたり、静音スイッチにしたりと、自分だけの理想的な打鍵感を追求できる点が魅力です。
長く愛用したい方やカスタマイズ好きのゲーマーには特におすすめの機能です。
静音性と打鍵感
ゲームをする際、打鍵音が気になる方も少なくありません。
静音性に優れた赤軸や静音赤軸を選べば、夜間でも周囲を気にせずプレイ可能です。
逆に、青軸のようにカチッとしたクリック感を楽しみたい人にはあえて打鍵音が大きいモデルも選択肢に。
ゲームジャンルや使用環境に合わせて、音の大きさや打鍵感もチェックすると快適です。
Steamで使えるおすすめゲーミングキーボード10選!
Razer BlackWidow V4 Pro

ゲーミングキーボードの代名詞ともいえるRazerの代表モデル。
自社製メカニカルスイッチを採用し、RGBライティングやマクロキーも充実。
左側に配置された専用マクロキーや多機能ダイヤルは、MMOやストリーミングにも最適です。
価格は3万円前後と高級ですが、ゲーミング性能とデザイン性を兼ね備えた逸品です。
スペック表
Razer BlackWidow V4 Pro | |
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価格(定価) | 約33,000円 |
接続方式 | 有線(USB-C) |
スイッチタイプ | Razer Green / Yellow メカニカル |
キー配列 | 日本語 / 英語 フルサイズ |
バックライト | Chroma RGB |
重量 / サイズ | 約1.2kg / フルサイズ |
特徴 | 専用メディアキー・多機能ダイヤル・マクロ対応 |
おすすめポイント
- 専用マクロキーと多機能ダイヤル搭載
- 高耐久メカニカルスイッチ
- 鮮やかなRGBライティング
Logicool G PRO X Keyboard

プロゲーマーも使用する競技向けモデル。
テンキーレスでコンパクトながら、打鍵感の異なるスイッチを自由に交換できる「ホットスワップ対応」が特徴です。
軽量かつ持ち運びやすく、LANパーティーや大会にも便利。
価格は2万円前後で、eスポーツ志向のプレイヤーにおすすめです。
スペック表
Logicool G PRO X Keyboard | |
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価格(定価) | 約20,000円 |
接続方式 | 有線(USB-C着脱式) |
スイッチタイプ | GX Blue / Brown / Red(ホットスワップ対応) |
キー配列 | 日本語 / 英語 テンキーレス |
バックライト | LIGHTSYNC RGB |
重量 / サイズ | 約980g / TKL |
特徴 | プロeSports採用・キー交換可能・コンパクト設計 |
おすすめポイント
- ホットスワップ対応でスイッチ交換可能
- テンキーレスで省スペース
- プロシーンでの使用実績あり
Corsair K70 RGB MK.2

安定した品質で定評のあるCorsairのフルサイズモデル。
Cherry MXスイッチを採用し、赤軸や茶軸など好みに応じて選択可能です。
専用メディアキーやボリュームホイールも搭載しており、操作性も抜群。
価格は2万円前後で、万能型のハイエンドキーボードです。
スペック表
Corsair K70 RGB MK.2 | |
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価格(定価) | 約22,000円 |
接続方式 | 有線(USB 2.0) |
スイッチタイプ | Cherry MX(Red / Brown / Blueなど) |
キー配列 | 日本語 / 英語 フルサイズ |
バックライト | RGB対応 |
重量 / サイズ | 約1.25kg / フルサイズ |
特徴 | アルミフレーム・メディアキー・高耐久設計 |
おすすめポイント
- Cherry MXスイッチ採用
- 専用メディアキー搭載
- 高級感あるアルミフレーム
SteelSeries Apex Pro TKL

アクチュエーションポイント(キー入力の反応点)を自由に調整できる革新的モデル。
軽いタッチから深いストロークまで自在に設定できるため、FPSやMOBA、タイピング用途まで幅広く対応可能。
OLEDディスプレイも搭載し、設定や情報表示が可能です。
価格は3万円前後ですが、最先端の機能を体験したい方におすすめ。
スペック表
SteelSeries Apex Pro TKL | |
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価格(定価) | 約28,000円 |
接続方式 | 有線(USB-C) |
スイッチタイプ | OmniPoint 2.0 調整可能メカニカル |
キー配列 | 日本語 / 英語 テンキーレス |
バックライト | RGB対応 |
重量 / サイズ | 約960g / TKL |
特徴 | アクチュエーションポイント調整・OLEDディスプレイ搭載 |
おすすめポイント
- アクチュエーションポイントを自由に調整可能
- コンパクトなテンキーレス設計
- OLEDディスプレイ搭載
ASUS ROG Strix Scope RX

ASUSのゲーミングブランドROGによるフルサイズモデル。
独自のRXスイッチは滑らかで安定した打鍵感を実現。
耐久性に優れ、防水防塵仕様で長期間安心して使える点も魅力です。
価格は1万5,000円前後と比較的リーズナブル。
スペック表
ASUS ROG Strix Scope RX | |
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価格(定価) | 約18,000円 |
接続方式 | 有線(USB-C) |
スイッチタイプ | ROG RX 光学メカニカルスイッチ |
キー配列 | 日本語 / 英語 フルサイズ |
バックライト | RGB対応 |
重量 / サイズ | 約1.1kg / フルサイズ |
特徴 | 透過性の高い光学スイッチ・防塵防滴設計 |
おすすめポイント
- 独自RXスイッチによる高耐久性
- 防水防塵仕様
- フルサイズで万能に使える
HyperX Alloy Origins Core

高コスパで人気のHyperXから、テンキーレスのメカニカルモデル。
自社製スイッチは耐久性と打鍵感のバランスが良く、RGBライティングも美しい仕上がり。
コンパクトながら金属フレームで頑丈な作り。
価格は1万円前後と手に取りやすいのも魅力です。
スペック表
HyperX Alloy Origins Core | |
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価格(定価) | 約12,000円 |
接続方式 | 有線(USB-C着脱式) |
スイッチタイプ | HyperXメカニカルスイッチ(Red / Aqua / Blue) |
キー配列 | 日本語 / 英語 TKL |
バックライト | RGB対応 |
重量 / サイズ | 約900g / テンキーレス |
特徴 | 高耐久アルミボディ・コンパクト設計・鮮やかなライティング |
おすすめポイント
- 高コスパなテンキーレスモデル
- 耐久性に優れた自社製スイッチ
- シンプルながら美しいデザイン
Keychron K2(ワイヤレス対応)

マルチデバイス対応で人気急上昇中のKeychron。
K2はコンパクトな75%配列で、Bluetooth接続と有線接続の両方に対応。
WindowsだけでなくMacでも使いやすい点が大きな特徴です。
価格は1万円前後で、デザイン性と実用性を両立しています。
スペック表
Keychron K2(Wireless) | |
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価格(定価) | 約13,000円 |
接続方式 | Bluetooth 5.1 / 有線(USB-C) |
スイッチタイプ | Gateron Red / Blue / Brown |
キー配列 | 英語配列 75%レイアウト |
バックライト | 白LED / RGBモデルあり |
重量 / サイズ | 約794g / コンパクト75% |
特徴 | ワイヤレス対応・Mac/Win両対応・バッテリー長持ち |
おすすめポイント
- マルチデバイス対応(Windows/Mac/スマホ)
- Bluetoothと有線両対応
- コンパクトな75%配列
Ducky One 2 Mini

コンパクトな60%配列のキーボードとして有名なDucky。
小型ながら打鍵感に妥協はなく、カスタムキーキャップとの相性も抜群。
机の上をスッキリ使いたい人や持ち運びたい人に最適。
価格は1万5,000円前後で、小型ゲーミングキーボードの定番です。
スペック表
Ducky One 2 Mini | |
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価格(定価) | 約12,000円 |
接続方式 | 有線(USB-C着脱式) |
スイッチタイプ | Cherry MX(Red / Brown / Blueなど) |
キー配列 | 英語 / 一部日本語 60% |
バックライト | RGB対応 |
重量 / サイズ | 約590g / 60% |
特徴 | コンパクトでカスタマイズ性が高い・打鍵感良好 |
おすすめポイント
- 60%配列で超コンパクト
- 高品質な打鍵感
- カスタマイズ性が高い
東プレ REALFORCE GX1

静電容量無接点方式を採用した高級キーボード。
打鍵感が非常に滑らかで、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。
ゲーム用としてはもちろん、タイピング作業やビジネス用途でも最高の快適さを提供します。
価格は3万円台と高価ですが、一度使うと手放せないファンが多い逸品です。
スペック表
東プレ REALFORCE GX1 | |
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価格(定価) | 約36,000円 |
接続方式 | 有線(USB-C) |
スイッチタイプ | 静電容量無接点方式 |
キー配列 | 日本語 / 英語 フルサイズ |
バックライト | RGB対応 |
重量 / サイズ | 約1.1kg / フルサイズ |
特徴 | 高耐久スイッチ・プロ仕様・打鍵感が極めて快適 |
おすすめポイント
- 静電容量無接点方式による極上の打鍵感
- 耐久性が非常に高い
- ゲーミングとビジネス両方で使える
エントリー向け:Logicool G213r

7,000円前後で購入できる入門向けゲーミングキーボード。
メンブレン方式ながらゲーミング向けに調整されており、RGBライティングも搭載。
ゲーミングキーボードを初めて試してみたい方におすすめです。
コストを抑えつつ、見た目と機能を両立できるのが魅力。
スペック表
Logicool G213r | |
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価格(定価) | 約7,000円 |
接続方式 | 有線(USB) |
スイッチタイプ | メンブレン(Mech-Domeキー) |
キー配列 | 日本語 / 英語 フルサイズ |
バックライト | RGBゾーンライティング |
重量 / サイズ | 約1kg / フルサイズ |
特徴 | エントリー向け・コスパ重視・防水設計 |
おすすめポイント
- 手頃な価格で入門に最適
- RGBライティング対応
- 防水仕様で安心
まとめ
ゲーミングキーボードは、スイッチの種類やサイズ、機能によって使い心地が大きく変わります。
競技志向なら「Logicool G PRO X」や「SteelSeries Apex Pro」、高級志向なら「Razer BlackWidow V4 Pro」や「東プレ REALFORCE」、コスパ重視なら「HyperX Alloy Origins」や「Logicool G213」が狙い目です。
自分のプレイスタイルに合った1台を選び、Steamゲームをより快適に楽しみましょう。
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