元祖ローグライクカードゲーム「Slay the Spire」のレビューをしていきます!
今回レビューしていくのは、ローグライクタイプのカードゲームである「Slay the Spire」です。
デッキ構築や入手アイテムのランダム性で、毎回違ったプレイを楽しむことができる作品となっています。
あと一回だけが何回もおとずれる中毒性の高いゲームとなってますので、時間の取り扱いにご注意ください。
ではレビューしていきましょう!
概要
ジャンル | ローグライクカードゲーム |
対応機種 | PC PS4 Switch Xbox One iOS |
開発元 | MegaCrit |
発売元 | MegaCrit(PC) |
発売日 | 2019年1月23日(PC) |
プレイ人数 | 1人 |
CERO | A(全年齢対象) |
価格 | 2,570円(通常価格 税込み) |
公式サイト | https://www.megacrit.com/ |
権利表記 | ©2019 MegaCrit, LLC. |
Slay the Spireはどんなゲーム?
「Slay the Spire」はMega Crit Gamesによって開発されたローグライクカードゲームです。
PC、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One、iOS向けに配信されていて、世界で大人気のゲームです。
ゲームモード
Slay the Spireでは基本モードであるスタンダードと、一日一回スコアを残すことができるデイリークライム、好みの設定でゲームをプレイすることができるカスタムの3種類ゲームモードが用意されています。
ゲームを始めたばかりのころはスタンダードでゲームに慣れながら、アンロック要素を開放していく流れになっています。
ゲームに慣れてきたらデイリークライムで他のプレイヤーとスコアを競って遊ぶことができます。
つまり無限に遊べるってこと!
特徴の異なる4体のキャラクター
Slay the Spireでは特徴の異なるキャラクターが4体用意されています。
キャラクタごとにプレイスタイルがかなり変わりますので、まずは得意な1体を見つけるのがおすすめです。最初から使えるアイアンクラッドは初心者にもおすすめのキャラクターに感じます。
なぜアイアンクラッドがおすすめなのか?
実はこのゲーム、ローグライク系ということで死んでしまったら最初からになるのですが、体力回復の方法が限られているため戦闘時の被ダメを抑えるのが基本になっています。
ですがアイアンクラッドには、戦闘終了後HPを6回復するといったレリックを初期装備として持っています。
そのため多少のダメージを受けてもへっちゃらなので、プレイミスのカバーができます。
慣れないうちは無駄なダメージを受けがちなので、初心者がクリアを狙うならアイアンクラッドがおすすめになります。
またアセンションという難易度選択もできます。
このアセンションも複数あり、クリアすることで次のアセンションに挑むことができます。
キャラごとにそれぞれアセンションレベルが独立しているため、すべてのキャラクターでアセンションを制覇するにはかなり大変ですが、それだけやり込み要素があるってことです。
キャラクター、アセンションの選択が終わればいよいよ塔の攻略を開始します!
塔の攻略
開始直後プレイヤーは鯨のようなモンスターから加護を受けることができます。
「カードを1枚選び獲得」「ゴールド100獲得」といったように色々な加護が用意されています。
これらもゲームプレイのたびにランダムで変化するようになっています。
内容はランダムですが、基本は上二つがメリットのみの内容、下二つがデメリット有りだが強力な加護となっています。
塔の攻略は下の画像のように、様々なイベントが用意されています。
マップの下から上へと順番に進んでいき、最終的に50階でまつ強敵を倒すのが目的になります。
戦闘:カードバトル
戦闘はカードを使用して敵と戦います。
毎ターンエナジーと呼ばれるカードを使用するためのコストが回復するので、プレイヤーは手札とエナジーを用いて何かしらのアクションを起こしていきます。
ちなみに手札は基本的に毎ターン終了時にすべて捨て札に送り、ターン開始時に5枚補充するというシステムになっています。
なので次ターンにこのカードを使おう!といった戦略は基本的にはできないようになっています。
もちろんそれを可能にするカードもあったりしますけどね。
敵の行動は自ターン終了後にすべての敵が行動してきます。
敵が次に何をしようとしているか、大体は画像のように知ることができます。
敵を攻撃するか、敵からの攻撃をブロックするか、特殊なスキルを使用するか、選択肢は様々です。
戦闘勝利の報酬
戦闘終了後はショップで使用できるゴールドや、戦闘中に使えるポーション、新たにデッキに加わるカード等をランダムに入手することができます。
カードはランダムに選ばれた3枚のうち1枚を選択し入手することができます。
入手したカードは自動的にデッキに加わり、次回のバトルから使用することができます。
ここで気を付けたいのが、カードは一度デッキに加えたら簡単に外すことができないので慎重に追加する必要があります。
闇雲にカードを追加していると、手札事故等が起こりやすくなり安定しづらくなるといったデメリットがあるのでバランスが大事です。
画像にあるようにスキップすることもできますので、必要でない場合はスキップをすることも必要です。
戦闘以外のイベント
戦闘以外にも?アイコンではイベントが発生したりします。
イベントは単なるメリットを受けられるものだけではなく、デメリットもありますので場合によってはマイナス効果となります。
ただ中々回復できないHPを回復出来たり、無料でカードを削除できたりとメリットが結構強力なので積極的に寄っていくのも面白いです。
ちなみに?マスでも戦闘が発生することがあります。
所々に設置されている商店ではカードやポーション、レリックを購入することができます。
またカード除去サービスと呼ばれるものもあります。
Slay the Spireでは入手したカードは強制的にデッキに入りますので、枚数調整や弱いカードをデッキから外すためにはこのサービスを利用する必要があります。
特殊効果を持つレリック
ちょうど商店の説明でレリックがでてきたので、レリックについても紹介しておきましょう。
レリックはこのゲーム一番のわくわくポイントといっても良いでしょう。
レリックはエリートと呼ばれる強力な敵からの報酬や、商店、宝箱等から入手することができます。
このレリックは色々な特殊効果を持っています。
しかも所持制限がないためいくつでも持つことができます。
また、どのキャラクターも最初に一つレリックを所持しています。
例えばサイレントの場合は、戦闘開始時に追加でカードを2枚引くというレリックを持っています。
GOOD
中毒性が高い
前述したレリックやカードの組み合わせは、毎回プレイするたびに違うものになるため新鮮な気持ちでプレイを繰り返すことができます。
レリックに関しては色々な効果が組み合わさり、強力な体制ができあがるとどんどん戦闘をしたくなってしまいます。
レリックと所持しているカードのシナジーが発揮される時が、このゲームで一番楽しい瞬間かもしれません。
テンポの良さ
本作ではスタート時点でデッキが決まっているため、攻略前にデッキ準備をする必要がありません。
攻略をしながらデッキを作っていくデザインのため、リトライ時もサクサクと始めることができます。
また戦闘自体もカードを対象にドラッグ&ドロップして使用するという簡単操作になってますし、レスポンスも良いため1戦の時間が長くなりません。
高速モードも用意されているため、周回をするときは是非有効にしておくことをおすすめします。
カードゲームのバランスが良い
カードゲームといえば、パワーバランスなどがおかしいとすぐ問題になったり、不満点として扱われる部分だとおもいます。
本作ではバランスがしっかり調整してあるように感じます。
これ1枚あれば簡単に逆転できる!といった超強力カードみたいなのはありません。
他のカードとの組み合わせによって強力な効果を発揮するものが多く用意されています。
コンボを考えてうまく決まった時は、アドレナリンの分泌を強く感じられます。
BAD
完全理想のデッキ構築はほぼ無理
ゲームジャンルとしてローグライクを謳っているので当然なのですが、入手できるカードがランダム及び、最初は必ず決まったデッキからのスタートになるので、デッキ構築への完璧主義の方へはおすすめできません。
プレイごとに必ず最初からになる+カードの保存といった要素もないため、カードゲームではいつも理想デッキを作る!といったプレイスタイルの方はやめておきましょう。
デザインやBGMはあまり力を入れていない
敵のデザインや、カード、レリック等のデザインにはあまり力を入れていないように感じます。
またBGMもそこまで印象に残るようなものは無かったです。
デザインなどは好みもあるため一概にBADポイントに入れるのはどうかと思いますが、個人的にはもう少しカッコいいデザインで遊んでみたいなと感じました。
総評
評価:95点
ボスをギリギリで倒したり、強力なレリックを入手した時など、まじで楽しいという感情が湧いてくるゲームでした。
これほどまでに熱中できるゲームは久々だったのもあり、初日は徹夜でプレイしてしまいました(笑)
もう少しでクリアできそうだったのに!よーしもう1回だ!これがずっと続きます(笑)
正直言ってこのゲーム本当に中毒性が高いので、あんまり時間の無い人にはおすすめできないんですが、一度この沼にハマってもらいたいという思いもあるので少しでも気になったらプレイしてみてください。
きっと抜け出せなくなりますから・・・
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