Steamには「ファミリーライブラリ共有(ファミリーリンク)」という機能があり、購入したゲームを家族や友人と共有することができます。
最大5つのアカウント・10台のPCまで利用でき、うまく使えばソフトを買い直す必要がなくなる便利な仕組みです。
しかし、実際に使おうとすると「ゲームが表示されない」「同時プレイができない」といったトラブルが起こりがち。
この記事では、基本の設定方法からよくある不具合の原因と解決策まで詳しく解説します。
Steamファミリーリンクとは?

ファミリーリンク(正式名称:ファミリーライブラリ共有)は、Steamで購入したゲームを他のアカウントでも遊べるようにする機能です。
共有を許可されたユーザーは、自分のアカウントからログインしてライブラリのゲームをプレイ可能。
ただし制限もあり、例えば以下のような仕様になっています。
- 最大10台のPC、5つのアカウントまで共有可能
- 同じライブラリから同時に遊ぶことはできない
- 一部のゲーム(サードパーティ認証が必要なものなど)は共有不可
- 共有元のPCでオフラインモードにしていると利用できない場合がある
ファミリーリンクの設定方法
実際にファミリーリンクを有効にする手順は次の通りです。
- 共有したいPCで、自分のSteamアカウントにログイン
- 「Steam」メニュー → 「設定」 → 「ファミリー」を選択
- 「このコンピュータでライブラリ共有を許可」にチェックを入れる
- 表示されるアカウント一覧から、共有を許可したい相手を選ぶ
- 自分のアカウントをログアウト → 相手のアカウントでログイン
- ライブラリに共有されたゲームが表示されれば設定完了
よくあるトラブルと解決方法
1. 共有したはずなのにゲームが表示されない
以下の原因が考えられます。
- 対象外のゲームである(Ubisoft ConnectやEA App必須のタイトルなど)
- 「Steamガード」が有効になっていない
- 相手のPCが10台の上限に達している
まずはSteamガードを有効化し、共有設定が反映されているか確認しましょう。
それでも表示されない場合は、対象外タイトルの可能性が高いです。
2. 同時にプレイできない
ファミリーリンクは「同じライブラリからの同時起動」に制限があります。
例えばAさんがライブラリのゲームを遊んでいると、Bさんは他のゲームであっても起動できません。
これは仕様であり回避不可です。
3. 特定のゲームだけ共有できない
外部ランチャーと連携するゲーム(Ubisoft、EA、Rockstarなど)は共有不可のケースが多いです。
また、オンライン認証が必須の一部タイトルも対象外となっています。
この場合はどうしても共有できないため、個別購入が必要です。
4. 共有先のPCが利用できなくなった
Steamの共有上限は10台まで。
古いPCが上限にカウントされたままだと、新しいPCで共有できないことがあります。
その場合は「アカウント管理」から不要な端末の承認を解除してください。
5. オフラインで遊べない
ファミリーリンクはオンライン認証が必須です。
共有元PCがオフラインに設定されていると、共有先でゲームを起動できないことがあります。
事前にオンライン状態で認証を通しておくのがおすすめです。
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Steamにはさまざまな質問やトラブルがつきもの。
もし他の問題に悩んでいる方は、上記の記事もぜひ参考にしてみてください。
まとめ
Steamファミリーリンクを使えば、家族や友人とゲームをシェアできて非常に便利です。
ただし「同時プレイ不可」「対象外タイトルあり」といった制限もあるため、仕組みを理解して使うことが大切です。
トラブルが起きた場合でも、多くは設定や仕様の確認で解決できます。
この記事を参考に、快適な共有ライフを楽しんでください。
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