Steamでゲームをダウンロードしているときに「なんでこんなに遅いの?」と感じたことはありませんか?
せっかく新作を買っても、数時間も待たされるとワクワク感が半減してしまいますよね。
実は「ダウンロードが遅い」と感じるのにはいくつかの理由があり、ちょっとした設定変更や環境を見直すだけで改善することが多いんです。
この記事では、2025年時点での最新環境を踏まえながら、Steamのダウンロードが遅い原因とその解決方法をできるだけわかりやすくまとめました。
「すぐに遊びたいのに…」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜSteamのダウンロードが遅くなるのか?
まずは「なぜ遅くなるのか」を知っておきましょう。
原因を理解しておくと、改善策も見つけやすくなります。
代表的な理由は以下の通りです。
- インターネット回線の速度や混雑:夜間や休日は利用者が多く、通信が混雑して遅くなることがあります。
- Steam側のサーバー負荷:人気タイトルのリリース直後や大型セール期間は、世界中からアクセスが集中して速度が落ちやすいです。
- 接続先サーバーの選択:Steamは自動で近いサーバーに接続しますが、必ずしも最適とは限りません。
- 自宅のWi-Fi環境:ルーターの位置や電波干渉によって速度が出ない場合があります。
- PCやソフトの設定:バックグラウンドで他のソフトが通信していると、ダウンロードに使える帯域が減ってしまいます。
ダウンロード速度を改善する方法
改善方法①:ダウンロード地域を変更する
Steamは地域ごとにサーバーが用意されており、通常は自動で近いサーバーに接続されます。
ただし、混雑している場合は速度が落ちることもあるので、手動で別のサーバーを指定してみましょう。
手順
- Steamクライアントを起動する
- 左上の「Steam」→「設定」を開く
- 「ダウンロード」→「ダウンロード地域」から近隣のサーバーを選択
- クライアントを再起動して再度ダウンロードを開始
日本サーバーが混雑しているときは、韓国や台湾など近場のサーバーに切り替えるとスピードが改善するケースがあります。
改善方法②:帯域制限を解除する
Steamには「ダウンロード制限」を設定する機能があります。
気づかないうちに制限がかかっていると、いくら回線が速くてもスピードが出ません。
設定方法
- 「設定」→「ダウンロード」を開く
- 「ダウンロード制限」のチェックを外す、または制限値を十分に高く設定する
制限を解除すると、回線速度をフルに使えるようになり、ダウンロードが一気に早くなることがあります。
ただし、他の端末で同時に動画を見ていると回線が圧迫されるので、その点は注意しましょう。
改善方法③:Wi-Fiではなく有線接続を使う
自宅でWi-Fiを使っている方は多いと思いますが、無線はどうしても不安定になりがちです。
特にマンションなどで回線を共有している場合、混雑する時間帯は速度が大幅に落ちることも。
可能であればLANケーブルを使って有線接続に切り替えると、安定して速度が出やすくなります。
どうしてもWi-Fiを使いたい場合は、ルーターを部屋の中心に置いたり、5GHz帯に切り替えるのも効果的です。
ポイント
- 有線接続で安定した通信速度を確保
- Wi-Fi利用時はルーター位置や帯域を見直す
- 5GHz帯の利用で干渉を減らせる
改善方法④:バックグラウンド通信を止める
ダウンロード中に他のソフトやアプリが通信を行っていると、Steamの帯域が奪われてしまいます。
特に動画配信サービスやクラウド同期ソフト、Windows Updateの自動更新などが原因になりやすいです。
タスクマネージャーを開いてネットワーク使用率の高いアプリを確認し、不要であれば一時的に終了させると効果的です。
ポイント
- 動画配信サービス(YouTube / Netflix など)を閉じる
- クラウド同期(OneDrive / Dropbox など)を一時停止
- Windows Updateのダウンロードが走っていないか確認
改善方法⑤:ルーターやモデムを再起動する
長時間使っていると、ルーターやモデムが不安定になることがあります。
その場合は一度電源を切って数分待ち、再度電源を入れるだけで改善することも少なくありません。
特に家庭用ルーターは熱がこもると動作が不安定になりやすいので、定期的な再起動を習慣にすると良いですよ。
ポイント
- 簡単にできる基本的なトラブルシュート
- ルーターの熱暴走対策にもなる
- 定期的に再起動するだけで安定性アップ
改善方法⑥:時間帯をずらしてダウンロードする
夜のゴールデンタイム(19時〜23時)は、どうしてもネット回線が混雑しやすく、速度が出にくい傾向があります。
深夜や早朝など、利用者の少ない時間帯にダウンロードを行うことで、驚くほどスムーズに進むことも。
どうしても夜に遊びたい場合は、事前に自動ダウンロードを設定しておくのもおすすめです。
ポイント
- 深夜・早朝は回線が空いていて速度が出やすい
- 事前ダウンロード設定で自動的に進められる
- 混雑ストレスを避けられる
改善方法⑦:キャッシュのクリアや再インストール
Steamクライアントのキャッシュが溜まると、ダウンロード速度に影響することがあります。
「設定」→「ダウンロード」→「ダウンロードキャッシュをクリア」を選ぶことで、余分なキャッシュを削除可能です。
それでも改善しない場合は、Steamクライアントを再インストールしてみるのも手です。
データはクラウドに保存されているので、再インストールしても基本的にゲームが消える心配はありません。
ポイント
- キャッシュをクリアするだけで速度改善することも
- 動作が重くなったクライアントのリフレッシュに効果的
- 最終手段としての再インストールも安心
改善方法⑧:プロバイダや回線プランを見直す
根本的な原因が「回線速度そのもの」の場合、プロバイダや契約プランを見直す必要があります。
特にマンションタイプの回線を使っている場合、住民が一斉に使う時間帯はどうしても遅くなりがちです。
可能であれば光回線の個別契約に切り替えるか、より高速なプランを選ぶとダウンロード時間が大幅に短縮されることがあります。
費用はかかりますが、快適さを求めるなら長期的に見ても価値がある投資です。
ポイント
- 回線そのものが遅い場合は乗り換えを検討
- 光回線の個別契約で混雑を回避
- 安定した高速通信でゲームライフが快適に
あわせて読みたい:Steamのよくあるトラブル解決記事
ダウンロードが遅い問題以外にも、Steamにはさまざまなトラブルがつきもの。
もし他の問題に悩んでいる方は、上記の記事もぜひ参考にしてみてください。
まとめ
Steamのダウンロードが遅い原因は「回線の問題」「サーバーの混雑」「設定ミス」などさまざまですが、多くの場合はちょっとした工夫で改善できます。
サーバーの変更や帯域制限の解除、有線接続への切り替えなどはすぐに試せるので、まずは簡単な方法から実践してみましょう。
もし根本的に回線が遅いと感じるなら、思い切ってプロバイダやプランを見直すのも選択肢のひとつです。
新作ゲームをいち早く遊ぶためにも、快適なダウンロード環境を整えておきましょう!
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