ゲームの面白さはジャンルごとに定番の形があります。
しかし異なるジャンルを掛け合わせることで、従来の枠を超えたまったく新しい体験が生まれることがあります。
Steamには、シミュレーションとRPG、デッキ構築とタワーディフェンス、経営とアクションなど、思いもよらない組み合わせを成功させた作品が数多く存在します。
今回は、その中からジャンル融合によって独自の魅力を放つSteamゲームを10作品厳選して紹介します。
ジャンル融合が魅力のSteamおすすめゲーム
For The King(フォー・ザ・キング)
『For The King』はボードゲーム的な進行とRPGの成長要素を融合させた異色作です。
マップは六角形タイルで構成され、サイコロ判定によって移動や戦闘が変化します。
キャラクターを成長させつつ、ランダム性の強いイベントにどう対応するかが攻略のカギ。
最大3人まで協力プレイ可能で、仲間と相談しながら進む楽しさも味わえます。
おすすめポイント
- ボードゲームのようなサイコロ判定が戦術に影響。
- RPG要素と成長システムが組み合わさった奥深さ。
- 協力プレイでパーティ戦略を練る新鮮な体験。
Monster Train(モンスタートレイン)
デッキ構築とタワーディフェンスを融合した独創的なカードゲーム。
列車の各階層にユニットを配置し、侵入してくる敵を迎え撃ちます。
どの階層に誰を配置するか、どのカードを強化するかによって戦略が大きく変化。
デッキ構築の面白さと防衛戦の緊張感を同時に味わえる、他に類を見ない作品です。
おすすめポイント
- デッキ構築と防衛戦を同時に楽しめる新感覚バトル。
- 階層ごとの戦略が奥深く、リプレイ性も抜群。
- 敵の進軍をどう食い止めるか試行錯誤する楽しみ。
Darkest Dungeon(ダーケストダンジョン)
『Darkest Dungeon』はダンジョン探索RPGに「ストレス管理」という要素を加えた作品です。
冒険者は戦闘だけでなく恐怖や病気に晒され、精神的に追い詰められます。
ストレスが限界を超えると精神崩壊を起こし、仲間やパーティ全体に悪影響を及ぼすことも。
単なるRPGではなく、人間の弱さをシステム化した独創性が光ります。
おすすめポイント
- ストレスや病気といった「精神管理」が攻略の鍵。
- 戦闘と心理要素が絡み合う独自の難易度設計。
- 冒険者の人間臭さが強調される新感覚RPG。
Cult of the Lamb(カルト・オブ・ザ・ラム)
可愛らしいグラフィックながら、経営シミュレーションとアクションを融合したダークな作品です。
プレイヤーは教団の教祖となり、信者を集めて村を運営しつつ、ローグライクな探索へと挑みます。
経営パートでの信者の管理と、アクションパートでの戦闘が絶妙に噛み合い、どちらも疎かにできません。
可愛さと残酷さのギャップも本作の魅力です。
おすすめポイント
- 経営とアクションの二つの顔を持つゲームシステム。
- 信者の管理がそのまま戦力に直結する構造。
- 可愛い見た目とブラックなテーマのギャップが印象的。
Northgard(ノースガード)
北欧神話を舞台にしたRTSに、サバイバルと経営要素を融合した作品。
資源を管理しつつ、寒さや飢えといった環境要素とも戦わねばなりません。
戦闘だけでなく、村の発展や季節ごとの対応が勝敗を分けるシステム。
従来のRTSにサバイバル要素を掛け合わせることで、戦略の幅が広がっています。
おすすめポイント
- RTSとサバイバル要素の掛け合わせが新鮮。
- 資源管理と戦闘が両立する奥深い戦略性。
- 季節や環境要因がゲーム進行に大きく影響。
Battle Brothers(バトルブラザーズ)
『Battle Brothers』は傭兵団を経営しながら戦術バトルを行うシミュレーションRPGです。
傭兵を雇い、装備を整え、任務をこなしながら団を運営します。
キャラクターは永久死があるため、一人ひとりの生存が重みを持ちます。
経営要素とシミュレーション戦闘を組み合わせることで、ただの戦闘ゲームに留まらない奥深さを実現しています。
おすすめポイント
- 傭兵団の経営と戦術シミュレーションが一体化。
- キャラの永久死が重みを与える高い緊張感。
- 育成と運営を両立させる独自の楽しみ。
Crypt of the NecroDancer(クリプト・オブ・ネクロダンサー)
ローグライクとリズムゲームを融合した唯一無二の作品。
BGMのリズムに合わせて行動しないと敵にやられてしまうという独特のルール。
戦闘、移動、アイテム使用のすべてをリズムに乗せる必要があり、音楽とゲームプレイが完全に一体化しています。
操作の慣れとリズム感が攻略の肝になる、ジャンル融合の代表的タイトルです。
おすすめポイント
- 音楽のリズムに合わせて行動する斬新なシステム。
- ローグライクの緊張感とリズムゲームの爽快感。
- 中毒性が高く、遊ぶほど腕前が上がる設計。
Dicey Dungeons(ダイシーダンジョンズ)
カードゲームとローグライクに「ダイス」という要素を掛け合わせた作品。
ダイスの出目をカードのコストとして使う独特の仕組みにより、運と戦略が絶妙に絡み合います。
単なるカード構築ではなく、サイコロの目をどう活かすかがプレイの肝。
ランダム性と戦略性が融合した、新しいタイプのローグライクカードゲームです。
おすすめポイント
- ダイスをカードのコストにする独創的システム。
- 運と戦略のバランスが絶妙で飽きが来ない。
- キャラクターごとに異なるルールでリプレイ性抜群。
Valkyria Chronicles 4(戦場のヴァルキュリア4)
シミュレーションRPGにTPS的な操作を融合した「BLiTZシステム」が特徴の作品。
マップ上で戦術を練りつつ、行動時はTPS視点で直接操作して攻撃や移動を行います。
戦術性とアクション性が両立し、戦場に自分が参加しているかのような臨場感を味わえます。
RPG的なキャラ育成と戦略的バトルが合わさり、他にはない体験を提供します。
おすすめポイント
- シミュレーションとTPSを組み合わせたBLiTZシステム。
- 戦術とアクションが同時に求められる新感覚バトル。
- キャラ育成や物語要素も充実したハイブリッドRPG。
Frostpunk(フロストパンク)
『Frostpunk』はシティビルダーとサバイバルを融合させた作品です。
極寒の世界で都市を築き、住民を生き延びさせることが目的。
資源不足や寒さにどう対応するかだけでなく、時には非情な判断を下さねばならないことも。
経営シミュレーションに人道的ジレンマを持ち込んだ唯一無二の作品です。
おすすめポイント
- 都市建設とサバイバルを融合したシステム。
- 資源管理だけでなく道徳的選択がプレイに影響。
- 極寒の環境下での緊張感ある運営体験。
まとめ
ジャンル融合ゲームは、従来のジャンルに新たな要素を加えることで全く新しい遊び方を実現しています。
ボードゲームとRPG、デッキ構築と防衛戦、リズムとローグライクなど、一見相反する要素が組み合わさることで独自の魅力を生み出します。
今回紹介した10作品はいずれも「こんな組み合わせがあったのか!」と驚かされるものばかり。
ぜひ気になるタイトルを手に取り、ジャンルを超えた新感覚体験を楽しんでみてください。